【本】食べることも愛することも,耕すことから始まる
去年、偶然松本の丸善で見つけて購入した本。表紙を見て「え!?鶏って抱っこできるの?この人すごい〜」ってとこからチラ見して購入。
食べることも愛することも、耕すことから始まる ---脱ニューヨーカーのとんでもなく汚くて、ありえないほど美味しい生活
- 作者: クリスティン・キンボール,小梨直
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2012/10/20
- メディア: 単行本
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NYに住んでいたジャーナリストの女性が取材で訪れた農場で青年と恋に落ち、二人で新しく農場を作り上げて行った最初の一年の物語。旦那さんはNo電気、Noプラスチック、No工業製品というすっごい大変そうな人。よくありそうな話っぽいけど、とっても地に足がついたというか、ぶっといというか、骨があるというか、ステキな恋の物語でもあり,農場の日々の物語であり、非常に読後感の良い本でした。
主人(会社員)に勧めたらめっちゃ感化されて「あぁ,自分で必要なものを作って暮らす生活っていいな」とうっとりとした目で言うので、いや、世界の産業は分業・機械化することで発展してきたのだ、効率よく生産するためには分業が一番であり、自分で野菜も肉も家も作ろうなんて非効率的であり、会社員万歳なのだ、と力強く説得しました。
そろそろ畑の雪も溶けている所も見えてきたみたいだし、色々準備を始めないと。思ったより苗が大きくならなくて、ちょっと焦っています。