八ヶ岳 あかね農園のブログ

八ヶ岳で2014より就農します。有機JASの取得を目指しています。


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電柵の事故について

鹿よけの電柵に感電して二人がお亡くなりになったというニュース

 
 
八ヶ岳周辺に限らず、山間部は鹿、イノシシ、サル、ハクビシン、クマが農作物を食べたり畑を荒らしたりするので、対策のために電柵はごく一般的に使われています
 
昨年、カラスが電柵に絡まっていて電流が流れるたびにビクビク通電していて、見ていられなかったので助けたことがあります
 
あわてていたのでまず素手でカラスの首に絡まった電柵を外そうとしました
 
農業用の電柵はずーっと電流が流れているわけではなく、何秒かに一回流れます
外そうと色々やっている間に何回も自分に電流が流れこもうとするものの、長靴を履いていた(=電源と地面の間に絶縁体があった)ため、手がビリビリ痺れるものの耐えられないわけではありませんでした
 
ところがうまくカラスを電柵から外してあげることができず、夢中になって思わずヒザを地面についてしまいました
 
ドンっ、、、と衝撃と共に右手から右半身を通って電流がヒザから地面に抜けました
 
家に帰ってから見ると、ヒザが一部白くなっていて、
 
「ここから電流が抜けたんですね」
 
と明らかにわかるような跡がしばらく残りました
 
心臓側を通っていたらどうなっていたのか、、、
 
(7/21追記) 鍼の先生曰く、「白くなるってそれ肉が焼けてるよね。深部が。全然大丈夫じゃないじゃん」そういえば、膝のお皿を痛めたような痛みが一週間ほど続いたっけ…
 
今回は家庭用100vコンセントから直接電源を取っていたという報道もあり、専用の機械を使ったものとは状況が違うようですが、報道を見ていて気になったポイント
 
  • 「普通はビリッとくるくらいでそんなに強いものじゃない」→絶縁体を挟んで地面に接していた場合は確かにそう。でも地面に皮膚が触れる、さらには濡れていた場合はその限りではない。私も超痛かった。うちの犬も鼻から足に電気が抜けて感電したことがあります。でも、無事で後遺症が残ったりはしません。なので普通の電柵ではいくら子供でも死ぬほどではないと思います。容易にパニックにはなると思います
  • 鹿は昼間は出ない→めっちゃ出ます。奴らに昼も夜も関係ないです
  • 昼間は電柵の電源を切る→そんなことやっている人、私は聞いたことない!基本、バッテリーやソーラーパネル駆動で動かしっぱなし
田舎に住んでいると「あれは電柵で触ると危ない」というのはいつの間にか理解しているものですが、都会の人だとなんなのか分からないこともあるんですね
それは当たり前ですよね
 
関連して都会の人が分からないかもしれないことを一つ
 
八ヶ岳の気持ちのいい、車のこない林道沿いに犬を連れて歩いていたら、犬のリードを外してあげたくなりませんか?
 
八ヶ岳南麓、鉢巻道路の上は「トラバサミ」や「くくり罠」があるそうです
 
本来、トラバサミは禁止されていたりそこにあることが分かるように明記しなければなりませんが、持ち主の分からない罠が放置されていたりするそうです
だから「この辺では犬を放しちゃいけないよ」と地元の人に教えてもらいました
 
そんなこと、普通知らないですよね
でも、罠にかかってしまったらおしまいです
足が無事なことはないだろうし、さらには帰ってこれない、飼い主も探せない状況にもなりかねません
 
あとは季節によっては猟銃を持った人がいたりもします
 
誰が悪いとか責任の所在は別問題として、自分や大切な家族が怪我をしたり命を落とすようなことにならないためにも、ぜひ覚えておいていただきたいと思います