赤タマネギ総括
帰ってきて駐車しようとしたらこの有様
柵っていうのは外敵の「侵入してやろう」という気持ちをくじくものであって、「ここからでちゃいけないんだ」「お外は危ないんだ」という烏骨鶏に対しての抑止力にはなっていません
最近では犬猫どころか車にも動じなくなってきて、それはそれで心配です
さて、昨秋、私は大量の赤タマネギを播種しました
288穴トレイに20枚=ざっと5000個超でしょうか
一玉200gとして1トンになってもいいくらいでしょうか
イエス!!150kg!!
ペコロスサイズの50g以下の小玉も
どうしてこうなってしまったのか、心当たりを連ねます
- 育苗期間が長いネギ用の培土を使わなかったため、苗が小さかった
- もう少し大きくなってから定植したかったけど、あまり待ちすぎると活着する前に寒さが来てしまい死んでしまうと思い、小さいな〜と思いながら定植した
- 強烈な八ヶ岳が吹き下ろす場所で早々にマルチが吹っ飛んだ
- ろくな肥料設計をしなかった
- 追肥をしなかった
生き残ったタマネギ自体の数が少なかったことと、小玉サイズが多くこのような結果になりました
心当たりが多すぎて、心が痛いです
ペコロスサイズのものはそれだけまとめるとレストランで喜ばれるのでそれはそれでよかったんですが、お金になりませんwww
来年はリベンジ、というかもう今年、いや、2ヶ月後にはスタートです
道の駅こぶちさわで販売中!!
そこそこの大きさ、2個で¥160!
ケールの出荷はじまり!
久しぶりのブログになってしまいました
スーパー三和様ラゾーナ川崎店にケールの出荷を始めました
1ヶ月ほど週2〜3回ほど出荷する予定です
サラダケール、又の名をカーリーケール
「まずくない!」ケールです
糖質が少ないので、キャベツのような甘みはありませんが、独特の香りが特に素揚げにすると引き立つことを最近発見しました
刻んでサラダに混ぜてもいいし、素揚げしたパリパリを添え野菜にしたり、クルトンのようにサラダにかけるのも美味しいです
石持の方にもケールはいいそうですね
シュウ酸が少ないので結石が出来にくいとか…
痛いっていいますもんね…
さて、今年は3年目にして例年に比べてスタートが遅れ、出荷量も昨年より減らしています
というのも、毎年犬や猫や烏骨鶏を増やしてきた我が家にも、ついに秋に人間の子供が生まれるかもしれないことになったからです
ちなみに6/2に烏骨鶏のヒナが生まれました!
ちょうど春先の播種時期につわりが重なり、畑で、犬の散歩途中の森で、おぇ〜とリバースする日々が続いていて、さらに立派なマルコウ、これが最初で最後の出産かも…、ということもあり大事にしてました
そんなわけで今年の夏はナスとミニトマト各数種類だけ!
品目を絞ることにしました
その代わり数は多いので、嫌という程出荷できると思います
また週一以上を目標にブログ更新していきます!
納得できないトマトの生育不良🍅
前回のブログでお伝えしたサンマルツァーノリゼルバの生育不良
200穴のトレイに3品種播種して、真ん中のリゼルバだけが双葉の先が退色してへにょんへにょんに
ポイントとしては
- 発芽は専門業者さんにやってもらった
- 発芽までは25度さらに温床マット
- そこから5日間は20度さらに温床マット
- そこから先は最低夜温16度管理
- 異常の連絡をもらったのは播種から2週間ほどたったとき
この業者さんはトマトだけで数千枚育苗しているところなので、私がやるよりはるかに技術力は高いです
私も昨年までは自分で発芽からやっていたのですが、特になすが発芽までの温度管理が難しく、温床線を使っても高温をキープできなかったり、逆に日によっては夜温が高すぎたせいか朝カバーをめくると徒長していたり。
発芽まで10日以上かかり、「もうダメか…」と諦めた頃に発芽しました
すっかり予定より遅れ、定植も遅れ、収穫も遅れ、しかし秋は予定通りにやってくるという
私はほとんど一人でやっているので、周りの農家さんのようにアレもコレも一人ではやり切れません
というわけで、果菜類が鉢上げできるまでは業者さんにお願いしました
でもですよ、トマトってナスよりも育苗は簡単で、まぁ、管理によって徒長させることはあっても、枯れるって見たことなかったです
私はもちろん、その業者さんも初めてで分からないと
予定を早めて苗を引き上げに行き、見識のある方に尋ねるも
「低温障害じゃない?」
という意見がおおく、
「葉っぱの裏が紫っぽくなってるからリン酸吸収障害起こしてるんだよ。やっぱり低温障害だよ」
という専門家っぽい意見を聞いて、そうなのか、ふむふむ勉強になるなぁと、一応業者さんにも連絡しておこうとそんなことを伝えると、ちょっと待てい!!と連絡が
「葉っぱの裏が紫になるのは低温障害を起こすというネガティヴな要因もありますが、紫外線の強い高地で育苗していることでアントシアニンが豊富になりそれが見えているというポジティブな要因もあるのです」
ほんと、いろんな方からいろんなことを教えていただいて勉強になります
知りませんでした…
紫外線、アントシアニン…
確かに、何種類も蒔いた種のうち、このサンマルツァーノリゼルバだけが低温障害て、おかしいですよ
よっぽど弱い?
それもおかしいでしょ〜
でも、種子メーカーの方は頑なに
「低温障害としか考えられません
他の農家さんでは一軒もそのような症状は出ていません」
そうですか…。
育苗業者さんの言い分も、
種子メーカーさんの言い分も分かる
こうなったらもう一回種を取り寄せて自分で育苗してみるか…
いや、この品種は来年からやるのやめよう…
でも、なんで??
気持ち悪い
種子メーカーの方も気にならないのかなぁ?
こんなに品種間で差異があるのに
しかし、その後、鉢上げしたサンマルツァーノリゼルバは現在、息も絶え絶えなんとか生きてます
双葉は完全に落ち、ヒョロヒョロ徒長気味
他の元気な品種はこちらの右にいる子です
左は3月頭に蒔いた子で、もう定植できそうです
さすがにもう霜は…と思っても、GWまでは油断できないのが標高1000m
定植はもう少し後にします
トマト育苗に頭を抱える
今年はナスとトマトの発芽は近所の育苗専門の大きな会社にお願いしました。
先週金曜日、連絡があり
「3/20播種のサンマルツァーノリゼルバだけおかしい」
右:サンマルツァーノリゼルバ
左:トスカーナバイオレット
うん、おかしいね。
ちなみに200穴トレイに3品種播種してもらって、真ん中のリゼルバだけがこうなっている。
他のトレイには
- プリンセスロゼ
- ピッコラカナリア
をまいているけど、そちらも問題なし
3/2に播種した
サンマルツァーノリゼルバだけがなぜ…
双葉の先が茶色く枯れていて、枯れてないところも日に日に黄色くなって、最終的に落葉。
育苗担当の方は
「こんなの見たことない」
生育環境は
- 巨大なガラスハウスの真ん中
- 最低気温は16度管理
- 日中は30度を超えないように管理
- 追肥なし
- 農薬なし
トマトの第一陣は3/2に播種していますが、今よりずっと寒い時期でも問題なく育って、現在鉢上げ済み。
病気?
生理障害?
管理ミス?
私は一見で「原因はこれでしょう」とわかる達人ではないので、まずはメーカーの方にお尋ね。
見解は
「低温障害では?寒そうな顔をしている」
え?でも他の品種すべて、私のだけじゃなくて他に数百枚単位で同じところでトマトの育苗してるけど、長年やってる人もこんなの見たことないってよ。
納得できないな〜
そこで、3年前にお世話になった山梨農業大学校の先生、その時の同期で今はイチゴ農家だけどトマトにも詳しい人のところに行ってきました。
共通の見解は
「低温障害。リゼルバの品種特性として影響を受けやすかった。2週間位前に低温になったことがあるんじゃないか」
農大の先生の見解では
「茶変している部分が先っぽだけで止まっている。病気なら広がるはずだし、培土にもカビは見られない。発芽した頃に極端に低温になって双葉が影響を受けて、その影響で本葉の先も少し黒くなっているのでは」
さらにイチゴ農家の友人の見解としては、
「スクスク育っている他の品種も葉の裏が紫ぽくなっているので、かなり低温になったことが考えられる。でもリゼルバも根がしっかり回ってるから復活するよ。遅れるけど」
結論
「低温障害。サンマルツァーノリゼルバは低温の影響を受けやすい」
でもなー、トマトって自分でやっても大抵大丈夫で、ナスの方がはるかに低温に弱いのになぜ一つも問題なくてリゼルバだけが低温障害になるのか??
発芽だけは最低20度くらいまで上げておかなきゃダメなのかな。
マニュアル上は発芽までは25度で、その後もしばらくは20度で、とは言われますもんね
いずれにせよ、リゼルバが影響を受けやすいことは間違いなさそうです
烏骨鶏の卵プリンレシピ
生きてました
ちょっと最近体調悪くて、今年はボチボチ行くしかないなと心を決めつつも、夏野菜の播種はOK、春野菜は出遅れ気味、烏骨鶏は順調に増えてます
というわけで今年はコンスタントに烏骨鶏の卵を道の駅こぶちさわに出しに行きます!
私の代わりにがんばれ、烏骨鶏!
というわけで、烏骨鶏の卵販促レシピ、定番のプリンです
特徴
- 全卵を使っても白身が少なく黄身が大きいので濃厚なプリンになります
プリン用ココット皿5個分
- 鍋に牛乳と砂糖を入れてあっためる。60度くらいで十分
- 卵をボウルに入れ溶く
- 卵を混ぜ混ぜしながら牛乳液を少しずつボウルに入れる
- カラメルタブレットを置いたプリン型にプリン液を流し入れる。茶こしでこしながら注ぐと滑らかに仕上がります
- ティファールのスチームクッカーの2段目に並べて10分
- すぐに取り出さないでしばらく置いて余熱で火を通した方がキレイに仕上がる
ポイント
- カラメルタブレットを常備しておくことでいつでも美味しい手作りプリンが簡単に作れます
- スチームクッカーの下の段で蒸すと思いっきり煮え立つので上の段で蒸しましょう
- 蓋の下に手ぬぐいなどを引いて水滴がプリンに垂れるのを防ぎましょう
黄色が美味しそうなプリンがあっという間に出来上がりました
しばらくこのままにして、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れ、お楽しみタイムにいただきます(≧∇≦)
烏骨鶏の卵、道の駅こぶちさわで絶賛販売中です!
納得して農業やりたいの!BLOF理論講座1日目
はるばる千葉までやってきましたよ!
千葉中央市場内の食堂で¥1080!
遊びに来たのではないのです
けっして!
この本を書いた先生の講座に参加するためです
今は2日目の朝
軽バンに布団を持ち込み車中泊して、ただいまデニーズでモーニング中です
格安simを使っている身にはセブンイレブン系列のwifeが使えるのは本当にありがたい
BLOF理論の結論から言うと
- 栄養価の高い野菜!
- 美味しい野菜!
- しかも無農薬でね!
- さらには高収量でね!
- 抗酸化力もすっごく高い!
- 良品が揃う!
そんなうまい話はアルマジロ!って思いますか?
日、英、米でもそのような調査結果が出ています
環境負荷が低いかどうかも個人によるもので、定植前に鶏糞ばーーー、耕して、時間おいて、ハイ定植!!
虫食いは無農薬だからしょうがない、だからたくさん作るんだよ💢
夜中にヘッドライトつけてヨトウムシ潰すのよ
○○にやられて全滅!無農薬だからね
という話をよく聞きました…(遠い目👀
かくいう私も、研修の通り
「牛糞堆肥をシーズン前にまいて、
定植前に鶏糞まいて、
あれ、追肥はどうしたらいいの?
あ、そのやり方真似しよう
できたものもあるし、できなかったものもあるけど、
なにがよかったのか、悪かったのか、分からない…」
以前、精密機器メーカーに勤務していましたが、その時の新入社員研修で印象に残っている言葉があります
「日本のモノづくりが世界のトップになったのは、勘、経験、度胸でやっていた職人の技を数値化して機械化することができたからだ」
今自分がやっている農業はそれとは対極です
納得ができないことが気持ち悪くて、そういうことをやっている自分が嫌になって、畑で鶏糞を撒きながら農業が嫌になりました
つまんねーなー、自分、ただ作業してるだけじゃん
できたって、できなくたって、これはただの作業の結果だよ
こんなことが本当にやりたかったのかなぁって思いました
ただ土に触っていれば幸せってタイプじゃない
納得して、こうすればできると仮説に基づいて作業して、結果が出た、うれしい!その結果をお客様からフィードバックもらってってやりたいんだよなぁ
と思っていた時に、知人のFacebook経由で講座のことを知り、そんなうまい話があるの?と疑いながらも参加を決めたわけです
1日目を受講した感想は
ありえる、だが、相応の努力が必要
ただし、その努力は納得できる理論に基づいたものである
今まで、農業大学校でも有機農家さんのところでも研修してきたけど具体的に植物がどういう仕組みで育って、農業として収量をあげて続けていくために植物に対してなにをしてあげればいいか、明確な説明を受けたことがありませんでした
これほどまでに深く理解したのは初めてです
4日間の講座に5万円近く払って受けた講座ですので内容は申しませんけどね(≧∇≦)
その価値はありました
講座の途中、難しくて理解できないところを質問しまくってたら近くの席の方に「熱心ですね」と言われたのですが、何をおっしゃる、5万円ですぞ、元取らねばならんでしょ、なんのため高い金払ってんのよ、質問しすぎて頭わりーなこいつって思われても(絶対にそんなこと思わなそうな先生ですよ)、それ込みの値段でしょ
私ばっかり話を止めて質問するものだから、他の人は理解できることが自分だけできてないんじゃと悲しくなって涙が出そうになりました
小学生のときの「0に-1をかけると-0」が理解できなかったとき以来です
高校生のとき「剛体は体積ゼロ、質量がある物体」とかなんとか聞いたとき以来かな
わたしは、今年、違う結果を出しますよ!
どうかな…(不安
毎日スロージューサー
なんだかんだで毎日スロージューサー使っております
1杯100円として二人分で200円
30日使えば6000円
よし、4ヶ月で元がとれるぞ!
私の農業となんら関係ない材料で作りました
- キウイ2個(道の駅富士川で購入)
- リンゴ1個(主人の実家はリンゴ農家)
半分飲んだところで牛乳を加えると、2度美味しい
そろそろ確定申告の準備をせねば
今年はeTAXで申請しようと思っていますが、カードリーダー的なの自分で用意しないといけないんだっけ?
まずは今日中に書類をまとめることを目標にします