納得できないトマトの生育不良🍅
前回のブログでお伝えしたサンマルツァーノリゼルバの生育不良
200穴のトレイに3品種播種して、真ん中のリゼルバだけが双葉の先が退色してへにょんへにょんに
ポイントとしては
- 発芽は専門業者さんにやってもらった
- 発芽までは25度さらに温床マット
- そこから5日間は20度さらに温床マット
- そこから先は最低夜温16度管理
- 異常の連絡をもらったのは播種から2週間ほどたったとき
この業者さんはトマトだけで数千枚育苗しているところなので、私がやるよりはるかに技術力は高いです
私も昨年までは自分で発芽からやっていたのですが、特になすが発芽までの温度管理が難しく、温床線を使っても高温をキープできなかったり、逆に日によっては夜温が高すぎたせいか朝カバーをめくると徒長していたり。
発芽まで10日以上かかり、「もうダメか…」と諦めた頃に発芽しました
すっかり予定より遅れ、定植も遅れ、収穫も遅れ、しかし秋は予定通りにやってくるという
私はほとんど一人でやっているので、周りの農家さんのようにアレもコレも一人ではやり切れません
というわけで、果菜類が鉢上げできるまでは業者さんにお願いしました
でもですよ、トマトってナスよりも育苗は簡単で、まぁ、管理によって徒長させることはあっても、枯れるって見たことなかったです
私はもちろん、その業者さんも初めてで分からないと
予定を早めて苗を引き上げに行き、見識のある方に尋ねるも
「低温障害じゃない?」
という意見がおおく、
「葉っぱの裏が紫っぽくなってるからリン酸吸収障害起こしてるんだよ。やっぱり低温障害だよ」
という専門家っぽい意見を聞いて、そうなのか、ふむふむ勉強になるなぁと、一応業者さんにも連絡しておこうとそんなことを伝えると、ちょっと待てい!!と連絡が
「葉っぱの裏が紫になるのは低温障害を起こすというネガティヴな要因もありますが、紫外線の強い高地で育苗していることでアントシアニンが豊富になりそれが見えているというポジティブな要因もあるのです」
ほんと、いろんな方からいろんなことを教えていただいて勉強になります
知りませんでした…
紫外線、アントシアニン…
確かに、何種類も蒔いた種のうち、このサンマルツァーノリゼルバだけが低温障害て、おかしいですよ
よっぽど弱い?
それもおかしいでしょ〜
でも、種子メーカーの方は頑なに
「低温障害としか考えられません
他の農家さんでは一軒もそのような症状は出ていません」
そうですか…。
育苗業者さんの言い分も、
種子メーカーさんの言い分も分かる
こうなったらもう一回種を取り寄せて自分で育苗してみるか…
いや、この品種は来年からやるのやめよう…
でも、なんで??
気持ち悪い
種子メーカーの方も気にならないのかなぁ?
こんなに品種間で差異があるのに
しかし、その後、鉢上げしたサンマルツァーノリゼルバは現在、息も絶え絶えなんとか生きてます
双葉は完全に落ち、ヒョロヒョロ徒長気味
他の元気な品種はこちらの右にいる子です
左は3月頭に蒔いた子で、もう定植できそうです
さすがにもう霜は…と思っても、GWまでは油断できないのが標高1000m
定植はもう少し後にします