トマト育苗に頭を抱える
今年はナスとトマトの発芽は近所の育苗専門の大きな会社にお願いしました。
先週金曜日、連絡があり
「3/20播種のサンマルツァーノリゼルバだけおかしい」
右:サンマルツァーノリゼルバ
左:トスカーナバイオレット
うん、おかしいね。
ちなみに200穴トレイに3品種播種してもらって、真ん中のリゼルバだけがこうなっている。
他のトレイには
- プリンセスロゼ
- ピッコラカナリア
をまいているけど、そちらも問題なし
3/2に播種した
サンマルツァーノリゼルバだけがなぜ…
双葉の先が茶色く枯れていて、枯れてないところも日に日に黄色くなって、最終的に落葉。
育苗担当の方は
「こんなの見たことない」
生育環境は
- 巨大なガラスハウスの真ん中
- 最低気温は16度管理
- 日中は30度を超えないように管理
- 追肥なし
- 農薬なし
トマトの第一陣は3/2に播種していますが、今よりずっと寒い時期でも問題なく育って、現在鉢上げ済み。
病気?
生理障害?
管理ミス?
私は一見で「原因はこれでしょう」とわかる達人ではないので、まずはメーカーの方にお尋ね。
見解は
「低温障害では?寒そうな顔をしている」
え?でも他の品種すべて、私のだけじゃなくて他に数百枚単位で同じところでトマトの育苗してるけど、長年やってる人もこんなの見たことないってよ。
納得できないな〜
そこで、3年前にお世話になった山梨農業大学校の先生、その時の同期で今はイチゴ農家だけどトマトにも詳しい人のところに行ってきました。
共通の見解は
「低温障害。リゼルバの品種特性として影響を受けやすかった。2週間位前に低温になったことがあるんじゃないか」
農大の先生の見解では
「茶変している部分が先っぽだけで止まっている。病気なら広がるはずだし、培土にもカビは見られない。発芽した頃に極端に低温になって双葉が影響を受けて、その影響で本葉の先も少し黒くなっているのでは」
さらにイチゴ農家の友人の見解としては、
「スクスク育っている他の品種も葉の裏が紫ぽくなっているので、かなり低温になったことが考えられる。でもリゼルバも根がしっかり回ってるから復活するよ。遅れるけど」
結論
「低温障害。サンマルツァーノリゼルバは低温の影響を受けやすい」
でもなー、トマトって自分でやっても大抵大丈夫で、ナスの方がはるかに低温に弱いのになぜ一つも問題なくてリゼルバだけが低温障害になるのか??
発芽だけは最低20度くらいまで上げておかなきゃダメなのかな。
マニュアル上は発芽までは25度で、その後もしばらくは20度で、とは言われますもんね
いずれにせよ、リゼルバが影響を受けやすいことは間違いなさそうです